みなさんはパソコンやスマートフォンを利用していて突然「2021年間ビジターアンケート地区名」
というポップアップやメッセージが表示されたことはありませんか?
いきなりパソコンが重たくなったな~と思ったら・・・・
「親愛なChromeユーザー様、あなたは11月ラッキービジターです」という謎の日本語。
さらに「Apple iPhone 11 Proが当たるチャンスを差し上げます!」と表示。
当たるの?と思いついクリックしてみたくなりますよね~
でもこれはフィッシング詐欺で、簡単なアンケート回答後、賞品が当選したと表示し、個人情報を入力させる流れです。
ここでは2020年間ビジターアンケートとはどのような詐欺であるかを紹介していきます。
まず表示されるのがこの画面。「親愛なChromeユーザー様、あなたは11月ラッキービジターです」という謎の日本語。
さらに「Apple iPhone 11 Proが当たるチャンスを差し上げます!」と表示。
おめでとうございます!
2021 年間ビジターアンケートの参加者に選ばれました! Firefox 「ありがとう」を込めて Apple iPhone 12 Pro が当たるチャンスを差し上げます!
と表示されます。
「2021年間ビジターアンケート地区名ブラウザー意見アンケート」が表示されました。
「おめでとうございます!」とアンケート4問に答えるようになっています。
次に問1 Chromeををどれくらいの頻度で使いますか?
Chromeの規格なのかな?とApple iPhone 12 Proという言葉に惹かれてアンケートに答えそうになります。

問4 どれくらいの頻度でインターネットを利用しますか?と表示されます。

iPhone12Proが100円で貰えるとでました!!

ページが申込画面に遷移しました。
意味不明の日本語になってきています(^_^;)
目次
アンケートに答えるとクレカ情報入力画面に誘導される!
2021年間ビジターアンケートの流れの紹介をしていますが、ここから個人情報の入力画面になります。「メールアドレスの入力をしてください」という記載の上にオファーの残り時間とあり、制限時間内に入力しなければならないようになっています。この画面を見ている人に、じっくり考えさせないように煽っているような印象です。ここで、ご自身のメールアドレスを入力してしまわないようにご注意くださいね。
Chromeだけじゃない! iPhoneのSafariも要注意!
実はこのフィッシング詐欺は「100円で購入できる」というのがポイントです。
そのまま画面を先に進めると100円を支払うためにクレカ情報の入力画面が表示されます。
また、なかには「100円でiPhone 12Proが買えるチャンス!」と思い込んでクレカ情報を入力しまう人がいるかもしれないですが、
最後は「エラー画面」が表示されるだけです。
大事な個人情報や複数のクレカ情報が抜き取られたうえに、結局は何ももらえないので注意してください。
ちなみに「2021年間ビジターアンケート」は4クリック詐欺とも言われており、同様の手口で商品が「Galaxy」になっているものもある。
また、このフィッシング詐欺は何パターンかあり「Chrome」に限らず「Fire Fox」や「Microsoft Edge」などでも表示されたり、iPhoneの「Safari」などでも表示されるらしいので十分注意ましょう。
ビジターアンケートに答えてしまったときの対処方法は?
もし、「2021 年間ビジターアンケート」に答えてしまったらどうすればいの?
まず、「2021 年間ビジターアンケート」が表示されてもウイルスに感染したわけではないので安心してください。
また、4つのアンケートに答えても問題はないので大丈夫です。そのままブラウザを閉じてしまえばOKです。
ただし、メールアドレス(メルアド)や個人情報(氏名、生年月日、電話番号など)、クレジットカード(クレカ)情報などを入力してしまった場合はかなり危険です。
今後、詐欺メールが大量に届いたり、会員制WebサイトやSNSが乗っ取られたする可能性があるほか、クレカを勝手に利用されて金銭的な被害が出てしまうこともあります。
とくにクレカは不正利用を防ぐため、今すぐカード会社に電話して利用停止にしてもらうことをおすすめします。
「2021 年間ビジターアンケート」対処方法まとめ
【1】ビジターアンケートが表示された時は?
ビジターアンケートが表示されても、パソコンがウイルスに感染したわけではないので、直ちにWebサイトを閉じれば問題ないです。
もし、不安ならビジターアンケートの履歴やキャッシュの削除をしておけば安心です。
【2】ビジターアンケートのアンケートに答えてしまった場合は?
ビジターアンケートのアンケートに答えても、問題はないのでWebサイトを閉じましょう。
【3】本物のメールアドレスを入力した場合は?
今後、迷惑メールや詐欺メールがたくさん届くようになる。また、氏名、誕生日、電話番号などの個人情報まで入力していると、他の会員制サイトやSNSなどが乗っ取られる危険性があるので、可能ならメルアドを破棄して新しいメルアドで登録し直すことをおすすめします。
メルアドを破棄するのが難しいなら、せめてパスワードはハッカーに推測されないもの(名前、誕生日、電話番号を含まない)に今すぐ変更したほうがいいです。もし、WebサイトやSNSで二段階認証(ワンタイムパスワードなど)が設定できるならば、それらを利用してセキュリティを高めておくほうが安心です。
【4】クレジットカードを入力した場合は?
この場合は非常に危険なので今すぐクレジットカード会社に電話連絡して、クレカを利用停止にしてもらい、新しいクレカを発行してもらうことをおすすめします。
ただし、新規で発行されるクレカの番号は変わってしまうので、クレカを支払い登録しているサイトは登録しなおす必要があるので多少の手間と時間がかかります。
また、クレカ会員サイトに登録してあるメルアドやログインパスワードなども変更しておかないと危険です。
もし、クレカを即停止せずに被害額が膨れ上がった場合は、クレカ会社の補償が受けられない場合もあるので注意してください。